実は近くに…

私がカギのトラブルにあったのは学生の頃で【自宅のカギ】をなくしました。 朝学校に行くとき自宅のカギをかけて最寄りに徒歩で向かいました。 私は小学生のころから自宅のカギを持ち歩いていたため、日ごろからカギをなくさないように!と首からかけられるストラップ&鈴付き! 首からかけて肌身は出さず携帯できる、落としてもすぐに気づくと二段階でなくさないよう気を付けていました。 でも高校生にもなると自宅のカギを首からぶら下げるのはナンセンス、というわけでポケットやカバンの中に入れるということが増えました…。 そして事件は起きます。この日私は家を出る前からイヤホンで音楽を聴きながら家を出ました、そして駅に向かって歩き出し上着のポケットにカギを入れます。 結論を言いますとこの時点でカギはポケットではなく、地面へ落ちていました。もちろんイヤホンで音楽を聴いていた私は、落ちた音もましてや鈴の音も聞こえていませんでした。そんなこともつゆ知らず学校に向かい、いつものように学校で授業を受けさあ帰ろうとポケットに手を入れた私は、ここで初めて自宅のカギがないことに気が付きます。 「やばい、怒られる」 一番最初に頭に浮かんだのは母の怒り狂う顔でした。そこからは頭をフル活動させて必死でカギを探しました。 ●学校、最寄り、経由した駅に電話を掛けたり ●学校から最寄りの駅までいつもの倍の時間をかけてくまなく捜索 ●地元警察にも行きカギの落し物はなかったか尋ねる、念のため紛失届の提出 とできる限りの策を自分なりに試しましたが、手掛かりはなし。「特殊なカギだから、家のドアごと交換品と…いくらかかるのか、バイト代で賄えるのか、親に何と言われるか」たくさんの最悪のパターンが頭をよぎりながらも、最寄りから自宅まででの帰路を時間をかけて帰りました。 それでもカギは見つからず、とうとう自宅前の道に差し掛かりました。家の前に差し掛かった時…向かいの家の門燈に見かけぬ袋がかかっていました、それはなんと!!私の家のカギではないですか!!!見慣れた鈴のついていて間違いなくそれはつい先ほどまで私が血眼になって探していた【カギ】だったのです! 安堵のため息とともに、涙が溢れました。それと同時に、ご近所さんの心遣い、そして誰にも盗まれなかったこと、すべてのことに感謝しました。 この経験を言葉にするならば正に【灯台下暗し】この言葉がぴったりです。兎にも角にも誰にでも訪れるものを無くすという事。私のようにしっかり対策していてもこのようなことが起きます。この経験から私が学んだことは、今ある現状に安心せず日々注意をはらい二度とこの様な起きないように努めるということです。