先住猫とトイレ

私の家には現在10才になる先住猫と、生後半年の新人猫の二匹がいるのですが、今回は先住猫のちょっとクスッとしたエピソードについて書きたいと思います。

先住猫と新人猫との距離はまだまだ遠く、新人猫はケージの中にベッドやトイレを設置してあります。
つい先日の出来事なのですが、新人猫のトイレを掃除した後に先住猫のトイレを掃除していたときにそれは起こりました。

その日はトイレを掃除するタイミングが悪かったのか、先住猫がかなり緊迫した様子で私の周りをうろうろ。
掃除はまだ終わらないのかと待っている様子でした。
しかし運悪くその時の私は手を怪我しており、普段よりも作業に手間取ってしまいかなり時間が掛かっている状況でした。

そんななか、ついに先住猫が我慢の限界を迎えたのか、普段は絶対行かない新人猫のケージの方へダッシュ。
ケージの扉も開いていたので、そのまま新人猫の小さいトイレの中へ。

先住猫は用の足し方がちょっと独特で、トイレの縁に全部の足を器用に乗せ、出来る限り自身の体が汚れない体勢で行います。
しかしそれは自分用の容量の大きい、重いトイレだからこそ可能な技です。
新人猫の小さいトイレでは、体勢は取れても先住猫の重さに耐えられなかったようでした。

トイレは傾き、先住猫はお得意の体勢のままゆっくりと前のめりに倒れてしまいました。

幸い終わったと同時だったらしく、先住猫は何事か!という感じで飛び出してきました。
今でもそのときの、トイレと一緒にゆっくりと倒れてくる先住猫の様子を思い出すと笑いが込み上げてきます。