何でも食べる猫

独身の頃、友人から子猫をもらいます。
茶色の縞模様だったので名前は「チャトラ」と付けた。
貰ってきた当初は流し台の上にぴょんと飛んで、シンクの中でおしっこやウンチをする変わった猫です。
子猫の時はよくじゃれあって遊んでいました。

1年もすれば立派な猫に成長します。
その当時は、今のようなキャットフードなど与えずに、白いご飯に煮干しと味噌汁をかけて餌を与えます。
家族も猫を可愛がっていたので、色々な食べ物を食べる猫となります。
私がおやつを部屋でたべようと二階に上がると、チャトラは察っしたのか二階に上がってきます。
重たい引き戸を閉めるが、チャトラはその戸を開けて私の部屋にやってくる。
ゆっくりおやつを食べて漫画を読もうとお菓子を口の中に入れようとすると、チャトラは鋭い爪で私の手をひっかき、落としたお菜を食べる知能犯となります。
もちろんネズミも獲ってきます。
猫の習性なのか獲ってきたネズミをわざわざ私に見せて、後で食べることもします。
家は農家でネズミはどこにでも出没していたので、チャトラが来てからすっかりネズミの気配もなくなり家族は喜んでいました。

しかしおやつやネズミに飽きたのでしょうか、育てていたキュウリを食べるようになっています。
母がせっかく育てたキュウリをガリガリ食べ、1本ならまだしも柔らかくなりたてのキュウリを何本も食べ歩いていた。
一番驚いたのは、飛んでるトンボをジャンプして獲って食べていたことです。

なんでこんなに何でも食べる猫になったのかは不明でした。